2015/10/05

文系のための「撮影」の基本(1)

静止画と動画のいずれについても、撮影時に注意することは多く存在する。
いざ、撮影するとなると、どうしても構図のことで頭が一杯になるけれど、
構図以前の問題として、いくつか抑えておくべきことがある。

最近は、画像編集ソフトの機能が充実しているので、
そうした自動処理で後から補正することは可能ではあるけれど、
撮影の段階で後処理の手間を少しでも軽減することには意味はある。

まず、最初に注意すべき点は撮影時のカメラの傾き
静止画だけであれば後処理は難しくはないのだけれど、
動画の傾き補正については、不可能とまでは言わないが楽ではない。

要するに、ここで注意するべき点は水平と垂直を意識すること。

水平と垂直をしっかりと意識し、撮影対象に対してカメラが傾かないように注意する。
最近のデジタルカメラの場合、グリッド線が表示されるため、
グリッド線をモニタに表示させることで、素人でも意識はできる。

撮影対象が風景の場合には、水平線や地平線、あるいは、
人工的な建物を基準としてグリッドの水平軸を合わせる
同時に、建物や樹木を基準に垂直軸を合わせる

これは、静止画の撮影だけではなく、動画撮影でも言えること。
グリッド線を表示させることで、撮影対象を画面中央に合わせるのも楽。
とにかく、グリッド機能を使いこなすことが一番重要

そうそう、カメラの位置という点では、スマートフォンは要注意!

スマートフォンで静止画を撮るときに縦方向で撮る人が居る。
実は、私も縦方向で撮ることが多い。いわゆる、タテイチ
しかし、動画の時には、タテイチは駄目。やってはいけない。

確かに、現在では、画面を縦に回転できるディスプレイは存在する。
っが、実際には、多くのディスプレイは横長のディスプレイ
撮影するときには、見る時のことも考えなければならない。

スマートフォンでタテイチで撮影した動画をパソコンのディスプレイや、
テレビの画面で見ると…。何やら、隙間から覗き見しているようで微妙
静止画は縦方向で撮る場合もあるが、動画は横方向にして撮るのが基本。

似た理由で、いわゆる、デジカメで動画機能を用いる場合にも、
カメラは横方向に撮るように注意する必要がある。
撮影中にカメラを縦横に回転させるのは言語道断!

ちなみに、昔、普通のデジカメで動画を撮影している時に、
縦横を回転させてしまい、見るときに途中で首を90度回転させて見たことがあった。
見難いこと、この上なかった。

とにかく、まずは、カメラを水平に据えることを意識しなければならない。

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