目で見た情報を記録するための機材の代表は、
やはり、カメラである。最近では、デジタル・カメラである。
ということで、今回は、デジタル・カメラの選び方について考えてみる。
とりあえず、デジタル・カメラのランクで分類と、
大きく分けて、7段階に分けることができる。
すなわち、お手頃感覚の高い方から…
- スマートフォン(購入不要レベル)
- コンパクト・デジタル・カメラ(10,000円程度まで)
- 高級コンパクト・デジタル・カメラ(30,000円〜100,000円程度)
- ニューネオ一眼カメラ(50,000円〜100,000円程度)
- ミラーレス一眼カメラ(50,000円〜150,000円程度)
- 一眼レフカメラ(50,000円〜500,000円程度)
- 業務用カメラ(10,000,000円程度)
スマートフォンは、かなり魅力的なツールで、
将来的には、業務や学術調査で使えるツールになり得るが、
画質が低く、遠くのものを写せないのが難点である。
コンパクト・デジタル・カメラは、特殊に進化したものもあり、
限定された用途では、侮れない存在となっている。
ただし、汎用性という点では、十分には機能しない。
高級コンパクト・デジタル・カメラは、センサーのサイズや、
カメラの内部的な処理が高度で、綺麗な写真やビデオが撮影できる。
暗所に弱いということを除けば、業務や学術調査にも十分な機能を発揮する。
ニューネオ一眼デジタル・カメラは、広角域から超望遠に対応した
ズームレンズを搭載しているので、基本はこれ一台で何でもできる。
ただし、センサーサイズが小さく、画質を犠牲にしている機種が多い。
ミラーレス一眼カメラは、コストと性能と携帯性のバランスが良く、
レンズの選択肢もかなり充実してきている。
目的に応じて改造したレンズを付けやすく、そのための関連部品が豊富である。
一眼レフカメラは、撮影システムが充実しているけれども、
ミラーレス一眼と比較して、高価で、重くて、大きくて…
それを保持する三脚なども重くなるのでフィールド・ワークには向かない。
業務用カメラは…お金がある人はどうぞ。私は、手に持ったことがないので知らない。
このように整理してみると、結論から言うとミラーレス一眼カメラが理想的である。
写真好きな人は、高級コンパクト・デジタル・カメラと一眼レフを持てば良いが、
情報収集のためのツールとして考えるのであればミラーレス一眼カメラが優勢である。
特に、学術調査分野では、根強い一眼レフカメラ信仰があるけれども、
カメラ本体だけではなく、適切な付属品を買い揃えるだけで、高額になる。
また、調査機材に占めるカメラ関連の比重が大きくなりすぎる。
一眼レフ・カメラはファインダーを覗いて構えるので、
特に海外では、地元の人々に威圧感を与える可能性もある。
私も、それが原因で、少々恐い思いことがある…。
ミラーレス一眼カメラは、とにかく軽いので、常時携行に向いているほか、
軽量安価な三脚でも実用に耐え、中堅機種のドローンに搭載することもできる。
落下などによる様々な事故による被害を最小限に抑えることができる。
そもそも、最初からプロフェッショナルを対象としていないため、
付属品が高性能で安価であるということに加えて、
新規的なアイデアが早い段階で搭載されることも多い。
最後の利点は、意外に役立ったり、新しい方法の着想に繋がることもある。
さて、ここまでのところは本体の種類選びに焦点を当ててきたが、
実際に選ぶ際には、以下の点を確認することが望ましい。
いずれ、個々の用語は説明するとして、とりあえず…
- センサー・サイズ:APSサイズ(23mmx13mm程度)
- RAWデータ:12bit 以上
- 給電機能:USB給電が可能(給電しながら撮影できるのが理想的)
- 外部出力:HDMI経由でリアルタイム・プレビューが可能
- 接続機能:無線LANによる接続機能
- 動画機能:Full HDで30p 以上のフレームレート
- レンズ:とりあえず、標準ズームレンズ付きがおススメ
何やら、ややこしい言葉が並んではいるが、
ほとんどのミラーレス一眼カメラは上記条件を満たしている。
ただし、USB給電しながら撮影できるものは限られる。
最後に、見落としがちではあるが、ボディ・カラーについても考慮がいる。
文化財の撮影が主たる目的であれば黒色を選択した方が良いし、
フィールド・ワークが主たる目的であれば、白や淡い色を選んだ方が良いかもしれない。
というのは…
まず、文化財の撮影の場合には、対象の表面に光沢がある場合、
被写体にカメラが映り込みやすく、目立ってしまうことがあり、
それを避けるためには黒色を選んだ方が良い。
一方、フィールド・ワークで、特に人を相手にした撮影をする場合、
相手に不要な警戒心を抱かせないために、優しい色合いの方を選び、
リラックスした状況での撮影を行えるように考慮する必要がある。
文化財とフィールド・ワークは、一例であって、これら以外の場合であっても、
主たる利用シーンあるいは調査地域の文化をもよく踏まえた上で、
最適であると思われるボディ・カラーを選ぶべきである。
こうして、ボディ・カラーのことも考えると、実は、
ミラーレス一眼カメラは、色の選択肢が多い機種もあるので、
そういった点も、隠れた利点の一つと言えるかもしれない。
さて、こうして、理想的なカメラ本体の選ぶ基準は整理できたが、
レンズの選び方や、レンズそのものについても検討する必要がある。
ということで、次回はレンズについて整理したい。
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